movies-sannigo's blog

アラ還女sannigo(さんご)の映画鑑賞の日々を綴っています

想像を超える残酷な事件を描く Amazonプライム特典映画『死刑にいたる病』

そりゃあもう最初から、アマゾンでの”16+”(16歳以上が視聴対象)という表示の理由がはっきりと確認できるサイコサスペンス、こわいシーンが続々登場する真っ黒くろすけな映画でした。

『隣人X 疑惑の彼女』を観て自分自身を見つめ直すきっかけに!

『隣人X 疑惑の彼女』の自分勝手な感想。良子のように他人の多くから疑われ、事実でないことを報道され、拒絶されるような日々がもし自分に訪れたら、それでも生きていくにはどうしたら良いのでしょう?

いったいどういうこと?と思って観た『ある男』、小説も読んでみたくなった

今回はAmazonプライム特典で無料で観れた『ある男』2022年の作品です。この世の中、自身の出自に多少なりとも引け目を感じている人は多いと思う。何かしらの助けになるかもしれないと感じる映画でした。

感涙必至!二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』が教える希望の力

今回の映画『ラーゲリより愛を込めて』は、X(旧ツイッター)で二宮の友達を明言しているMrs. GREEN APPLEが悩んで悩んで生み出した主題歌が聞こえてくるだけで鼻の奥がツンとなる病にかかるほど心を奪われる作品でした。

やっと見た「TANG タング」、こんなに泣けるのに本当に遅くなって申し訳ありません

ネットニュースかなにかで「世界三大映画祭」の一つ『ベルリン国際映画祭』で「映画化したい一冊」と高く評価された小説と書かれていたこと、そして主演が活動休止中の嵐の二宮和也であることから、ぜひ観たいと思っていた映画です。

少子高齢化に僅かな希望を探しているなら満75歳から生死を選べる制度『PLAN75』

今回の映画は、昭和世代の私にとって、いつまでも寅さんの妹さん「さくら」だと思っていたあの倍賞千恵子さんが主演の映画『PLAN75』です。とある教授さんがおっしゃった、ちょいとシニア世代にはきびしい「高齢者は集団自決してはいかが」という声が物議を…

映画『余命10年』で涙を流したら、人生やり残すことがあってはいけないと思い始めた

かなり重いタイトルだというのに、病と戦いながらも悩み、苦しみ、それでも前へ進んだことで、一人の男性と出会い幸せを知り、もっと生きたくなった女性をやさしく描いているせいか、見終わった瞬間から不思議とやさしい気持ちで満たされる映画です。

綾野剛と菅田将暉の魅力が詰まった『そこのみにて光輝く』の勝手な感想

今回の映画鑑賞は芥川賞候補に何度もあがったのに残念ながら受賞することなく、41歳の若さでこの世を去った小説家佐藤泰志氏の唯一の長編小説を、主演を綾野剛、共演に池脇千鶴、菅田将暉で映画化された『そこのみにて光輝く』です。

映画『ジョーカー』はあのジョーカーを一人の人間として演じる俳優ホアキン・フェニックスにヤラれます

今回は2019年の世界的大ヒット作「ジョーカー」を見て、ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスから受けた衝撃でお先真っ暗な気分になっちゃったお話です。これまで深く印象に残っていたのは2代目ジョーカーのジャック・ニコルソンだったけど、今は誰もが…

映画「老後の資金がありません!」は、かさむ出費にも負けない主婦のためのバイブル?

今回は「狗神」以来20年ぶりに天海祐希が、単独で主演することで話題になった映画「老後の資金がありません!」のあらすじや感想を綴っていきます。外出自粛以降、久々にTOHOシネマに足を運んで見た作品は、やはり大好きな天海氏主演の「老後の資金がありま…

映画「瞽女 GOZE」に見る子役川北のんさんの凄さと瞽女という文化についての考察

映画「瞽女」は、最後の瞽女(盲目の女性旅芸人)といわれた実在の女性小林ハルの波乱の人生を映画化した伝記ドラマ。その「おしん」で活躍した子役の小林綾子さんも出演している映画「瞽女(ごぜ)」で、実在の女性小林ハルの子供時代を演じたのがこの川北…

映画「野球少女」から諦めない心と夢を追いかける勇気をみんなに受け取って欲しい

映画「野球少女」の公式ページのINTRODUCTIONにも書かれているように、「理不尽な逆境を突きつけられるスインに、魂の底から湧き上がる熱いエールを送らずにはいられない。」まさにそんな感じ。がんばれ!なんていう言葉ではなく、「なんとかしてくれ」「な…

映画「千年の恋 ひかる源氏物語」豪華なキャストと天海さん演じる光源氏にウットリです。

今回は天海祐希さんが光源氏役を演じて話題になった、吉永小百合主演2001年公開の「千年の恋 ひかる源氏物語」について書いていこうと思います。2001年の作品ということで、天海祐希ファンの私の第一声は「若い、きれい」です。もちろん劇場でリアルタイムで…

映画『ともしび』は女優シャーロット・ランプリングが演じていることが見どころ

ミステリー映画というのに、誰も殺されないし脅しもしないし脅されもしない。ただただ、主演の名女優”ランプリング”の表情や佇まい、視線からの状況や彼女の感情は変わったの?怒っておるの?悔しいの?泣いているの?などと、必死で探り続けていたらラスト…

映画「サイレント・トーキョー」を見たアラ還の勝手なあらすじと感想

今回見た映画は、「サイレント・トーキョー」です。気分も浮き立つクリスマスに東京を舞台に起きた「連続爆破テロ事件」突然事件に巻き込まれた買い物客の女性や人々の姿が描かれています。バックに流れる「Happy Xmas(War Is Over)」のやさしい歌声に、こ…

実際に起きた事件をモチーフにした原作を映画化した「罪の声」にこう思うのだ

今回の映画は、わたしの記憶にもはっきりと残っているあの昭和の大きな2つの未解決事件の一つ「グリコ、森永事件」をモチーフとした原作を映画化した作品「罪の声」です。主人公は、小栗旬と星野源で映画では初共演が話題にもなり、報知映画賞でも作品賞、主…

映画「浅田家!」は、正しいことだけがまかり通る時代にこそ見る価値のある映画では?

この映画「浅田家!」の主人公である次男坊はやんちゃだけど心のある優しい人。やんちゃな時代に何があったかはあまり描かれてはいないけど、両腕に目立つタトゥーが入っている。それでも家族や周りの人々に許され愛され生きているし、父親から受け継いだ写…

「最強のふたり」は介護する黒人青年と障がい者の富豪男性が友情を育む実話

今回は実在する富豪フィリップ・ポゾ・ディ・ボルゴの体験を映画化したフランスで年間興行収入第1位、日本や北米でも史上最もヒットした2012年のフランス映画「最強のふたり」を観てのあらすじや感想を書いていきたいと思います。映画によって心が成長して生…

映画『無垢なる証人』主役は”いい人”役者のチョン・ウソン。観れば心もホカホカに!

「韓国映画」で切ない純愛ラブストーリーは?と聞かれたら『私の頭の中の消しゴム』と答える世代の方には、今回ご紹介する映画は『無垢なる証人』もきっと気に入ってもらえそうな心温まる物語です。観客動員230万人を突破した”信念を失いかけた弁護士のもと…

映画「糸」を見ると、アラ還だって織りなす布で誰かをあたためたくなっちゃいます

今回WOWOWで見た映画は「糸」です。まだつい最近公開されていた映画だとばかり思っていましたが、2020年8月21日公開ということなので、約10ヶ月前の公開だったようです。カラオケの定番、中島みゆきの珠玉の名曲「糸」をモチーフに菅田将暉と小松菜奈のダブ…

パク・シフの初主演映画『殺人の告白』あらすじ&日本版と比較した感想

今回の映画は、ご存知のように(そんなもん知るかい!)わたしの推し韓流スター”パク・シフ”の初主演映画『殺人の告白』です。ご存じの方も多いでしょうが、その後2017年の日本映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』は、この映画のリメイクです。パク・シフ…

韓国映画『アトリエの春、昼下がりの裸婦』勝手なあらすじと感想を!

今回は、ただいまWOWOWで絶賛放送中の「誰も知らない」という韓国ドラマ主演のキム・ソヒョンが出演しているだけで見た映画「アトリエの春、昼下がりの裸婦」という映画のあらすじと感想です。裸婦なんて文字が入っているし、R15なのでかなりエロティックな…

映画「少女」をWOWOWで観たら「因果応報」の意味を調べたくなった。

ゲーム好きで飄々とした雰囲気で人気の本田翼と山本美月が5年前に演じたというこの映画、しかもSMAPの吾郎さんがキャストに加わっていると知り「観てみたい」と感じWOWOWで観た映画。映画を観たあと 何かにつけ、悪いことが起きた時にうまい言い訳として使わ…

「父の日」を前にお父さんに観てもらいたい映画は、クリントイーストウッドの『運び屋』

「父の日」にプレゼントなんてもらったことないよ。なんて嘆きながら、それでも今年はもしかしたらもらえるかも?なんて期待していませんか?この映画『運び屋』を観れば、もしかしたらこれまで「父の日」のプレゼントも感謝の言葉も聞けなかった理由が見え…

【母の日】お母さんをもっと好きになって「ありがとう」を伝えたくなる映画

【母の日】を前に、”おかあさんをもっと好きになって「ありがとう」と伝えたくなる映画”を!これらの映画を観たあとには、きっとお母さんの顔を見て「ありがとう」と伝えたくなるはずです。今回紹介する映画は『母さんがどんなに僕を嫌いでも』です。 しばら…

映画「楽園」を見ることで、田舎への移住をあきらめたくなっちゃうかもね

「悪人」「怒り」などの作品が映画化されてきたベストセラー作家の吉田修一の短編集「犯罪小説集」が原作。「悪党 加害者追跡調査」「糸」「友罪」などの社会派的な作品が多いかな?と思う瀬々敬久監督が映画化した作品です。人が犯罪者になってしまうのは、…

『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は、人気のブログ記事を映画化したもの

この映画はみなさんよくご存知かと思いますが、オンラインゲームの「ファイナルファンタジー」アニメの劇場版ではありません。そして実写版でもありません。さらに言うと「攻略動画」でもないのです。「それなら何なんだよ?」という方へ、これはブログで人…

【スノーピアサー】ポン・ジュノ監督が描くSFだけど人間ドラマのあらすじと感想

今回は SFファンタジー【スノーピアサー】を見てのあらすじ・感想を書いていきます。SFファンタジーなのに、韓国の鬼才が描くと人間ドラマにもなるという理由も合わせて書いていきます。地球温暖化を防ぐために人工冷却物質が散布されたために新たな氷河期へ…

大泉洋の魅力満載の映画「こんな夜更けにバナナかよ」観て人生を輝かせなくちゃ!

今回の映画は主人公のモデルとなった鹿野靖明さんは筋ジストロフィーという難病を抱えながら王様のように豪快、奔放に生きても周囲の人には迷惑がられず憎まれず、逆に愛される存在だった。という凡人にはちょっと信じられないようなノンフィクション書籍を…

帚木蓬生原作の小説「閉鎖病棟」は映画になっても優しさがあふれている

どんな人にも平等にかならず朝は来るけど、やさしさにあふれた人たちややさしく作られたもの、やさしさに包まれた場所には、もっとすてきな朝がやってくるんだろうな。と感じた映画『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』について書いていきたいと思います。