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アラ還女sannigo(さんご)の映画鑑賞の日々を綴っています

映画「野球少女」から諦めない心と夢を追いかける勇気をみんなに受け取って欲しい

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

今回は大ヒットTVドラマ「梨泰院クラス」で、日本中いや世界中の韓流ファンの心を奪った韓国スターで今が旬のイ・ジュヨンの主演作「野球少女」です。

 

今回イ・ジュヨンが演じたのは、最高球速134キロという記録を引っさげ女性でありながらプロ野球選手を目指す天才野球少女。

 

この野球少女役には実在の選手がモデルになっていることもあって、実在の選手の努力や葛藤を演じ切るために、イ・ジュヨンは40日間のトレーニングをおこないすべてのシーンをスタントなしで撮影したといいます。

 

なんだか見た目は華奢で外に向かってエネルギーを放出するタイプではないのに、なぜかイ・ジュヨン演じるチュ・スインには、誰もが手にすることができなような見事な「しなやかさ」を感じます。

 

では、さっそくいつもの映画.comの解説から始めましょう。

 

映画「野球少女」から諦めない心と夢を追いかける勇気をみんなに受け取って欲しい[写真AC]

 

 

 

映画「野球少女」

 


映画.comの評価

 

☆3.5

 

「野球少女」解説

 

韓国ドラマ「梨泰院クラス」で注目を集めたイ・ジュヨンが主演を務め、プロ野球選手を目指す女子高生の奮闘を描いた青春スポーツ映画。

 

豪速球とボールの回転力が強みの女子高生チュ・スインは、高校卒業後はプロ野球選手の道へ進むべく練習に励んでいた。

 

しかし女性というだけで正当な評価をされず、プロテストすら受けられない。

 

さらに、友人や家族からも反対されてしまう。

 

そんな折、プロ野球選手の夢に破れた新人コーチのチェ・ジンテが赴任してきたことで、彼女の運命は大きく動き出す。

 

主人公を支えるコーチを「僕の中のあいつ」のイ・ジュニョク、母親を「無垢なる証人」のヨム・ヘランが演じる。

 

2019年製作/105分/G/韓国

原題:Baseball Girl

配給:ロングライド

オフィシャルサイト:映画『野球少女』公式サイト

 

スタッフ

 

監督

チェ・ユンテ

脚本

チェ・ユンテ

 

キャスト

 

チュ・スイン:イ・ジュヨン

チェ・ジンテ:イ・ジュニョク

スインの母:ヨム・ヘラン

スインの父:ソン・ヨンギュ

イ・ジョンホ:クァク・ドンヨン

ハン・バングル:チュ・ヘウン

 

引用元:野球少女 : 作品情報 - 映画.com

 

私の勝手なあらすじや感想

 

 

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勝手な評価

 

☆4.2

 

勝手なあらすじと感想

 

女の子らしいファッションや恋愛には目もくれず、青春の日々をすべて野球に捧げ、「天才野球少女」の称号を得ているチュ・スイン(イ・ジュヨン)。

 

彼女の夢はプロ野球選手になること。

 

彼女の生活は野球一色で男も女も関係ない世界のはずだったのに、いざ高校卒業を控えたスインがプロ野球選手になろうとすると「女子」という理由でテストさえも受けさせてもらえないという現実にぶち当たる。

 

でも、中学でソフトボール部で真っ黒に日焼けして部活動に燃えていたアラ還世代のわたし。

 

やはり高校進学時にソフトボールが部活にある高校に当然進学できるものと思っていたのに、両親から「女の子にお金をかけるつもりはない。嫁に出すことだけが親の努めと思っている」という理由で、交通費もケチられ自転車で通える高校しか受験させてもらえなかったという歴史がある。

 

やはり女子がプロ野球選手になる!というのを聞くと、時期尚早な気もするし、もしなれたとしてそれはかなりの苦労を伴うんだろうな。と客観的にみてしまう自分がいる。

 

当然のように映画の中のスインも、母親や友だち、野球部の監督からも「夢を諦めて現実を見るように」と忠告されてしまうのだが。

 

そこであきらめない「しなやかな」スインは、それでもへこたれることなく、ぶーたれることもなくただ淡々と自分を信じて野球選手への道を突き進んでいく。

 

確かにスインが言う「わたしにも分らないわたしの未来が、なぜ他人に分かるのか」というのは、誰もがいつも心のなかでつぶやいている言葉。

 

だけど、実際に自分を信じてまっすぐに自分の夢を追っていける人は数少ないはず。

 

もちろん誰かが「人生は挫折と折り合いをつけて歩むもの」と耳元でささやくわけでもなく、家族や両親が頭ごなしに教え込むものでもない。

 

日々生きていくうちに「夢は叶えられないもの」と感じることがある、その度に体に勝手に刷り込まれる「あきらめ」が積もり積もって、「人生は挫折と折り合いをつけて歩むもの」という結論を自身で出している人が多いのでは?

 

ところが、この映画の主人公はちがう!しかも主人公の天才少女には、現実に生きているモデルがいると言う。そんなふうに自分自身を信じて夢にまっすぐ生きている人がいる。その姿を見ることができる。

 

それが、この映画「野球少女」の魅力ではないかと思う。

 

主人公スインを演じるイ・ジュヨンには、嘘がない演技ができるという強みがあるからこそこの映画が人々に生きる力や希望を与えていると感じる。

 

この「野球少女」を見ているわたしたち同様、自分を信じて突き進むスインの姿に心をうごかされた人物がいる。

 

その人こそ新しく就任したコーチ、チェ・ジンテ(イ・ジュニョク)。

 

男性である点はスインとはちがうが、やはり同じようにプロになる夢に破れた過去を持つジンテ。

 

今も、その過去に振り回され生きていると言っても過言ではない。

 

そんなジンデが、スインをプロ野球選手になれるようにと行動を起こす。

 

スインがスカウトの目に留まるようにいろいろな作戦を練り、その作戦成功のための特訓を開始する。

 

次々と立ちふさがる壁にも「女子だから」とか「時代が悪い」なんてことは一切言わずに立ち向かうスイン。その「しなやかさ」が本当にまぶしい。

 

いつもは「自分が、わたしが」なんていう我が強いわたしも、映画の中のスインを心の奥から応援してしまう。

 

やっといろんな壁を乗り越えたスインは、遂にテストを受けるチャンスを掴む!のだが・・・。

 

ここから感動的なラストへ向かいます。

 

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最後に

 

映画「野球少女」の公式ページのINTRODUCTIONにも書かれているように、「理不尽な逆境を突きつけられるスインに、魂の底から湧き上がる熱いエールを送らずにはいられない。」まさにそんな感じ。

 

がんばれ!なんていう言葉ではなく、「なんとかしてくれ」「なんとかしてやってくれ」と懇願せずにはいられない映画でした。

 

ラストシーンでのスインから映画を見ているわたしたちへ「諦めない心」と「夢を追いかける勇気」というメッセージはしっかり受け取ることができました。

 

いま現在、まさに青春時代をおくっている世界中の若者たちやこのコロナという疫病でいろんな夢や希望を持てずにいる人々に、ぜひこの「諦めない心」と「夢を追いかける勇気」のメッセージをこの映画「野球少女から受け取って欲しい。

 

そんな上から目線の記事を書いてしまうほど、大好きな映画に出会えてよかったです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。では、またお会いしましょう。