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アラ還女sannigo(さんご)の映画鑑賞の日々を綴っています

大泉洋の魅力満載の映画「こんな夜更けにバナナかよ」観て人生を輝かせなくちゃ!

こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。

今回の映画は、”主人公のモデルとなった鹿野靖明さんは筋ジストロフィーという難病を抱えながら王様のように豪快、奔放に生きても周囲の人には迷惑がられず憎まれず、逆に愛される存在だった。”という凡人にはちょっと信じられないような鹿野さんという方のノンフィクション書籍を原作にした映画「こんな夜更けにバナナかよ」です。

 

 

大泉洋の魅力満載の映画「こんな夜更けにバナナかよ」観て人生を輝かせなくちゃ!

[写真AC]

 

 

 

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 

 

この映画「こんな夜更けにバナナかよ」の主人公を演じた大泉洋さんは言わずと知れた大物俳優で北海道出身の演劇ユニットTEAM NACS所属です。ウィキペディアによるとタレント、声優、作家、歌手、コメディアン、ものまねタレントって書いてあるんですけど~。

 

ものまねって例の「ようちゃん、この前さー・・・・」で始まる某福山氏のものまねのことなのか?もっとレパートリーがあるのか?疑問の残る書き方をされています。

 

その大泉洋さんですが、今回この映画「こんな夜更けにバナナかよ」を撮影するにあたり10キロ近い過酷な減量に挑んだようです。インタビューでは「この映画だけ特別ストイックになったわけではないですよ」といつもの笑い顔で謙遜したみたいですが、撮影中はほぼ毎日走ることを欠かさなかったということです。

 

共演の三浦春馬さんは「本当にすごかった。ストイックな姿勢は僕には絶対できない」と舌を巻くほどだったとか。

 

いやいや、大泉洋さんがそんなにすごい努力家だったとは全くの想定外です。大泉さんが演じた鹿野さん役での髪型・メガネとあまりにも笑える感じで(失礼をお許しください)この映画が障がいを抱えた方の深刻な映画ではないことがうかがえます。

 

そういえば、ちょうど先週末に最終回の放送が終わったばかりの人気ドラマ「半沢直樹」と同じ時間帯で大泉洋さんが主役で昨年放送された「ノーサイド・ゲーム」も楽しみに観ていたことを思い出しました。あのドラマの大泉さんはかっこよかった。(遠い目)

 

というわけで、「こんな夜更けにバナナかよ」という題名からもわかるように、イメージとして、障がいを持っている方は普通なら気が引けて言えなかったり、わがままだと始めからあきらめてしまいそうことをお構いなしに言ってしまう鹿野さんがモデルの映画です。

 

このブログを読んだあなたはきっと大泉洋の渾身の痩せた姿を見たくなるはずです。

 

 

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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

 


映画.comの評価


☆3.7

 

解説

筋ジストロフィーにかかりながらも自らの夢や欲に素直に生き、皆に愛され続けた実在の人物・鹿野靖明さんと、彼を支えながらともに生きたボランティアの人々や家族の姿を描いた人間ドラマ。

大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞した書籍を原作に、「ブタがいた教室」の前田哲監督がメガホンをとり、大泉洋が主演を務めた。

北海道の医学生・田中はボランティアとして、身体が不自由な鹿野と知り合う。

筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを12歳の時に発症した鹿野は、いつも王様のようなワガママぶりで周囲を振り回してばかりいたが、どこか憎めない愛される存在だった。

ある日、新人ボランティアの美咲に恋心を抱いた鹿野は、ラブレターの代筆を田中に依頼する。

しかし、実は美咲は田中と付き合っていて……。

医学生・田中を三浦春馬、彼の恋人・美咲を高畑充希がそれぞれ演じる。

2018年製作/120分/G/日本
配給:松竹
公式ページ:映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』公式サイト


スタッフ

監督

前田哲

原作

渡辺一史

 

 

 

脚本

橋本裕志

製作代表

大角正 今村司

エグゼクティブプロデューサー

吉田繁暁 伊藤響

企画

石塚慶生

主題歌

ポルノグラフィティ

 

キャスト


鹿野靖明:大泉洋

安堂美咲:高畑充希

田中久 :三浦春馬

高村大助:萩原聖人

前木貴子:渡辺真起子

塚田心平:宇野祥平

泉芳恵 :韓英恵

鹿野清 :竜雷太

鹿野光枝:綾戸智恵

田中猛 :佐藤浩市

野原博子:原田美枝子

 

受賞歴

 

第43回 日本アカデミー賞(2020年)


<ノミネート>
最優秀助演女優賞 高畑充希

 

参照元:こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 : 作品情報 - 映画.com

 

 

わたしの勝手なあらすじ・感想

 

勝手な評価

 

☆4.2

 

いやいや、映画.comの☆3.7じゃとっても足りません。この映画を観ているだけで知らぬ間に、大泉洋さん演じる鹿野さんが障がいのある人という事を忘れてしまうほど鹿野さんのポジティブさがわかります。

 

そして知らぬ間に観ている人がまるで自分もボランティアの一員だったかのように「自分に素直になること」や「何があっても夢を追い続けることはすごいこと」を教えられます。

 

鹿野を知ることで、周囲の人たちもみんな輝き出すような気がします。なので私は勝手に☆4.2でお願いします。 


勝手なあらすじ

 

24時間365日誰かの介助なしでは生活できない鹿野(大泉洋)ですが“自立生活宣言”をして、大勢のボランティアに囲まれいろいろなことを手伝ってもらいながら生活を送っている。

 

入浴シーンでも体位変換シーンでも冗談を言いながら鹿野もボランティアも笑い合っての生活である。

 

鹿野はいつも思ったことはすぐ言うし、やってほしいとボランティアに頼む。

 

いつも周りにいるボランティアにとってはこのワガママ放題も当たり前で慣れっこ。

 

そんな中でも、医大生のボランティア田中(三浦春馬)は何かと勘が悪いらしく「田中くんそれは〇〇、私が言ったのは〇〇など」と買い物や頼まれごとのちょっとした間違いを笑われている。でも楽しそう。

 

そんな田中にも実は合コンで知り合った彼女美咲がいる。

 

たまたま鹿野の家を訪ねた田中の彼女美咲(高畑充希)を新人ボランティアだと勘違いした鹿野は田中の彼女と知らずに一目惚れしてしまう。

 

挙句の果てに鹿野は美咲への告白を田中に頼む始末で代筆した手紙を渡すように頼む。

 

最初は美咲も鹿野に頼まれごとをされると「なんでそんな我儘なんですか?」「王様なんですか?」などと反発しながらも、徐々に自分に素直になることや夢を追うことの大切さなどを知り心を開いていく。

 

鹿野はいつも母親(綾戸智恵)がボランティア用に差し入れのおむすびなどを持ってきても「迷惑だ。帰れ。」と憎まれ口を言って帰してしまう。(それには大事な理由があるのだけど、それはあとのお楽しみです)

 

田中も医者として家業を継ぐという将来や彼女美咲のことで悩みながら鹿野に接しているうちに医者をあきらめようとしたり、鹿野のために美咲をあきらめようとしたりする。この田中(三浦春馬)の演技がやっぱり繊細さに溢れていて、三浦春馬という役者の真骨頂という気がします。

 

そんな時に鹿野が突然倒れて、お世話になっている野原医師(原田美枝子)のいる病院に入院することになり、野原医師から「筋力の低下で呼吸も弱くなるから人工呼吸器をつけないと死ぬよ」とまで言われるが鹿野は断る。

 

そこからが見どころですが…。

 

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勝手な感想

 

この映画「こんな夜中にバナナかよ」のキャッチフレーズみたいなものが公式ページにありました。

 

”体は不自由 心は自由”

健常者でもなかなか言えないような力強さです。

 

主人公の鹿野さんは、札幌在住の方で実在の方です。

 

幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い体で動かせるのは首と手だけ、人の助けがないと生きてはいけないにも関わらず、病院を飛び出し風変わりな自由生活を始めます。

 

自ら大勢のボランティアを集めわがまま放題、ずうずうしくておしゃべりで惚れっぽくて!自由すぎる性格に振り回されながらでもまっすぐに力強く生きる彼のことがみんな大好きだった。

 

参照元:映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』公式サイト

 

 

私が最初に疑問を抱いた映画の題名からも想像できること、きっと鹿野さんは夜中にバナナが食べたくなり気軽に「バナナを買ってきて」と頼むんだろうな。という想像はもちろん大正解でした。

 

ただボランティアの皆さんは、誰ひとりそのお願いに疑問を抱かず常にそのような無茶な要望も笑顔で受け入れていました。

 

えぇ~!普通は断るんじゃない?「夜中ですよ」とか言って。でも、この鹿野さんの周りにいるみなさんは断らないんですよね。しかもボランティアのみなさまですからもちろん昼間をお仕事されています。

 

逆に鹿野さんは、そんな要望をするときに「嫌われないかな?みんな怒っちゃわないかな?」って考えたりしないんですよね。

 

そこが、この映画の素晴らしいところ。介護などに知識がないときっと事務的に「今はお店がやっていません」とか「明日の朝にしましょう」なんてつまらない対応をしてしまいがち。

 

本来は鹿野さんが言いたいことが言える。たとえば「助けて」と言えることが介護してもらう側にはとても大事なことで、介護する側もそれが当たり前と思えなくてはボランティアはできない気がします。

 

どんなお願いでもただNOというのは誰にもできるけど、本来の鹿野さんという人の尊厳を尊重していないことになるし、平等ではないよね。

 

この鹿野さんが、どうしてあそこまでボランティアのみなさんに愛されているのか?その答えはこの映画の中にしっかりとありました。

 

カゼとか盲腸とかの病人はたいがい「あー傷が痛い」「熱が出た」といえば少し親切にしてもらえることを知っているので、そんなことばで甘えることが当たり前。

 

でも実際に子供の頃から、誰かの手を借りないと生きていけない鹿野はこう考えます。頼まなくちゃ、だって動けないんだもん!と。

 

動けない人になったつもりで私も考えると「何かをしたい」と考えても誰かに頼まないとその希望は叶えられない。

 

誰かに頼むのを躊躇していたら何一つ出来ないことになる。だから出来ないことは出来ないこととして頼むのが当然。だって自分では動けないのだからと理解できます。

 

そして、実際にこの鹿野のように何も躊躇ぜず「助けてください」と言い続けるのは本当に勇気と強い心が必要。

 

だれもが1回や2回は入院した経験があるかと思いますが、看護師さんに話しかけることさえなかなかできないものです。

 

私も同じです。4回の入院経験がありますが「助けてください」と言いたくても言えなかったことばかりです。それを言える鹿野は本当に強い心を持っている人なんです。

 

それが自然にできる鹿野はボランティアにとっては「自分に素直になること」や「何があっても夢を追い続けることはすごいこと」を無言で教えてくれる大事な先生なのかもしれないということでは?

 

過酷な運命を背負いながらも強い気持ちで生きていく。母親が病気の自分にかける介護の時間を減らして、母親に自分らしく生きてもらいたいという希望のために。

 

「彼に出会ってみんなの人生も輝き始める」このコピーは映画を観たあなた、あなたの人生も輝き始めるよ!という意味では?

 

みなさんも、ぜひ「こんな夜更けにバナナかよ」を観て、自身の人生を輝かせなくちゃっていう強い気持ちで生きていきましょう。

 

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