こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
今回WOWOWで見た映画は「糸」です。まだつい最近公開されていた映画だとばかり思っていましたが、2020年8月21日公開ということなので、約10ヶ月前の公開だったようです。
カラオケの定番、中島みゆきの珠玉の名曲「糸」をモチーフに菅田将暉と小松菜奈のダブル主演で映画化された話題の映画でした。
しかも、下世話なお話で申し訳ありませんが、最近お二人が同棲を始めたとか始めないとか。
そんなネットニュースにもなるほど素敵なお二人が「めぐり逢い」をテーマにした恋愛もので、東京から北海道、沖縄、シンガポールでのロケの映像も楽しみだったり、平成元年に生まれた同級生の二人が平成が終わる年までに過ごした時間を凝縮した物語ということで楽しみにしていた作品です。
ちなみに、映画が公開されたころの話題の一つに榮倉奈々の痩せっぷりがすごい!なんてのもありまして、ぽっちゃりなわたしはその痩せる方法「ひたすら水を飲んでいました」という情報にもかなり踊らされたのでした。
ではさっそく映画.comの解説から始めます。
映画「糸』
映画.comの評価
☆3.6
解説
1998年にリリースされた中島みゆきのヒット曲「糸」をモチーフに、菅田将暉、小松菜奈演じる平成元年に生まれた男女の18年間を生活者からの視点から見た平成史とともに描いていく、瀬々敬久監督作品。
平成元年生まれの高橋漣と園田葵。
北海道で育ち、13歳の時に出会った2人は初めての恋をするが、葵は母親に連れられて北海道を去ってしまう。
8年後、21歳になった漣は、友人の結婚式のため訪れた東京で葵との再会を果たす。
しかし、漣は北海道でチーズ職人、葵は東京、沖縄へと自分の世界を広げ、2人は別の人生を歩み始めていた。
さらに10年の時が流れた平成最後の年、2人は運命の糸によってふたたびめぐり会うこととなる。
漣役の菅田、葵役の小松のほか、斎藤工、榮倉奈々、山本美月、倍賞美津子、成田凌、二階堂ふみ、高杉真宙らが顔をそろえる。
2020年製作/130分/G/日本
配給:東宝
オフィシャルサイト:映画『糸』公式サイト
スタッフ
監督
瀬々敬久
原案
平野隆
脚本
林民夫
企画プロデュース
平野隆
モチーフ曲「糸」作詞・作曲
中島みゆき
音楽
亀田誠治
主題歌
中島みゆき
キャスト
高橋漣:菅田将暉
園田葵:小松菜奈
高木玲子:山本美月
冴島亮太:高杉真宙
後藤弓:馬場ふみか
村田節子:倍賞美津子
桐野昭三:永島敏行
竹原ピストル
山田利子:二階堂ふみ
富田幸太郎:松重豊
桐野春子:田中美佐子
園田真由美:山口紗弥加
竹原直樹:成田凌
水島大介:斎藤工
桐野香:榮倉奈々
石崎ひゅーい
佐々木:片寄涼太
【受賞歴】
第44回 日本アカデミー賞(2021年)
《ノミネート》
最優秀主演男優賞 菅田将暉
最優秀主演女優賞 小松菜奈
わたしの勝手なあらすじと感想
勝手な評価
☆3.4
勝手なあらすじ
平成元年に生まれた漣(菅田将暉)と葵(小松菜奈)の二人は北海道で育ち、13歳で初々しく出会いお互いに惹かれるようになる。
葵は家族に恵まれていず、父らしい人に暴力を振るわれても母親は助けてくれない。そんな環境で育っているのでいつも青あざや生傷が絶えない。
「帰りたくない」という葵の願いを必死で叶えようとする漣は、使われていない別荘らしい建物で暖炉を焚いてランタンの明かりでひっそりと夜を過ごす。
まだ13歳の二人は、間違った大人たちに逆らう事も出来ず、探しに来た警官と葵に暴力をふるう親に連れ戻されてしまう。
子供にはどうにもできない悔しさを抱えながら、葵は家族とともに東京へ引っ越すことに。
中学生だった二人は、北海道と東京と遠く離れた場所で青春時代を過ごし大人になっていく。
別々の人生を歩んできた二人は8年後に東京で漣の親友直樹(成田凌)の結婚式で再び出会うことに。
それぞれの人生を送っている二人の「縦の糸」と「横の糸」は、もう交じり合うことはないように感じられたが、13歳から大切に腕にはめていた葵からもらったミサンガの話をする漣に、そっとハンカチを渡す姿に13歳のままのやさしさが感じ取れる。
その後の漣は北海道で流されるままにチーズを作り、葵は東京、沖縄へと自分の世界を広げ、女友達の玲子(山本美月)とシンガポールにわたりビジネスで成功をおさめる。
二人は全く違う人生を歩いていたのだが、さらに10年の時が流れた平成最後の年、まさに「糸」の歌詞の「縦の糸」と「横の糸」のように18年の思いを重ね、ふたたびめぐり合った。
13歳から31歳までの18年の二人の物語は見事なハッピーで終わる。
勝手な感想
13歳のふたりの出会いの場面、自転車に乗ったまま横から飛び出てきた子供を避けるためかなり派手に河原まで転がり落ちるのですが。
そこには葵が花火を楽しんでいて、飛んできた蓮に大げさにビックリすることもなく「サビオ」でかすり傷をやさしく手当して恋心が芽生えるという場面。
あんな派手に飛んだのに、かすり傷で済んだことに驚き、さらにこの映画の世界ではサビオを使っているのね。うちのところはカットバンだけど・・・。
なんていう疑問も抱きながら映画が始まります。この少年時代の男の子のなんだかせつない表情が脳裏に残り、菅田将暉とのつながりがわたしの頭の中ではうまくいかなかったことが残念!
大人になるとテレビや映画でよく見かける有名な俳優さんや女優さんが次から次へと出てきてとても豪華な感じの映画に思えてきます。
斎藤工、榮倉奈々、成田凌、二階堂ふみ、山本美月、倍賞美津子、松重豊、田中美佐子、 山口紗弥加などなど
要所要所で中島みゆきの曲が流れ、成田凌もマイクを握りしめて「ファイト」を熱唱するし、改めて中島みゆきの歌は良いなあ。心に響くわ。なんて感じる事ができるのはうれしかったです。「ファイト」は誰が歌っても励まされる特別な曲のようです。
糸の「縦の糸はあなた 横の糸はわたし 織りなす布は いつか誰かを 暖めうるかもしれない」という歌詞は秀逸。だから物語が生まれるってことね。
ただし、この「糸」という映画に関しては、いろんな人とのめぐり合わせがかなり二人の関係性に影響を及ぼしている感じ。
香(榮倉奈々)が北海道で不貞腐れたようにチーズを作りつつ暮らしていた蓮に、あんなにどんぐりを投げ続け励まし続け、さらに愛するようになること。
子ども食堂の村田(倍賞美津子)が見返りを求めることもなく、特に手を差し伸べるわけでもなく、ただただ次々とやってくる子供たちにご飯を食べさせ続けていること。
など、人とのつながりで人が救われて幸せに近づいていく様子が、このコロナ禍で苦しむ令和の時代の人々に光を与えてくれたのは間違いないのでは?
逆にもしかしたら、人恋しくても会えない。というジレンマに拍車がかかった人もいるかもだけど。
中学生だった未熟な二人が人生にもまれながら、人々の手を借りながら、理想とした形ではないかもだけど、幼い心に芽生えた小さな愛が18年後に大きく実を結ぶ。という理想的で感動的な終わり方だったのも良かったです。
割と皆さんが声を合わせるようにつぶやいていたのが、榮倉奈々が演じる香がいい人過ぎてしかもあんなに痩せて亡くなってしまうなんて!もうちょっと生かしてやって下さいよ。
これからは、わたしもどんぐりを持ちあるこうかしら?そして元気のなさそうな人に投げまくるの。きっと糸が繋がるのでは?
いやいや、榮倉奈々さんだからいいけど、わたしじゃ逆にぶん殴られそうだ。そういえば、香さんのお父さんもピーナッツを投げまくっていたな。
北海道やシンガポールの景色も見られたし、主演の二人が幸せになれて本当に良かった。後味の良いいい映画でした。一度見ればもういいかなって感じはありますが。
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