こんにちはsannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
今回は、ハリウッドで活躍を続けてきた大スターロバート・レッドフォードが本作を最後に引退すると宣言した話題作。映画「さらば愛しきアウトロー」の感想を書いていきたいと思います。
この映画を見てみようかな?と思ったきっかけはWOWOWのプログラムガイドのこの文章からです。
1981年、テキサス州。刑事ジョンはある銀行強盗事件を担当するが、犯人フォレストは同じような犯行を繰り返していた。
いつしかジョンはフォレストに魅力を感じるようになる。
銀行強盗事件を繰り返す犯人に対して、担当刑事が魅力を感じるってどういうこと?
どうすれば、担当刑事に魅力を感じさせる銀行強盗ができるの?そして、どんな方法で、どんな犯人がやった銀行強盗なの?って思ったから。
映画「さらば愛しきアウトロー」のおすすめポイントは、
・ハリウッドで活躍を続けてきた大スターロバート・レッドフォードが本作を最後に引退すると宣言した話題作。
・レッドフォードが実在した犯罪者の役を熱演。共演者もシシー・スペイセクら実力派俳優が集結!とのこと。
ならば、見るしかないでしょう。ってことで見た感想をつづっていきます。
ちなみに、2020年の7月はまだ16日と22日にWOWOWで放送が予定されています。参考まで。
※この情報は2020年7月のものです。ご覧になる場合は配信サイトで情報をご確認ください。
「さらば愛しきアウトロー」
STORY
16回の脱獄と銀行強盗を繰り返し、誰ひとり傷つけなかった74歳の紳士フォレスト・タッカーのほぼ真実の物語。
時は1980年代初頭、アメリカ。
ポケットに入れた拳銃をチラリと見せるだけで、微笑みながら誰ひとり傷つけず、目的を遂げる銀行強盗がいた。
彼の名はフォレスト・タッカー、74歳。
被害者のはずの銀行の窓口係や支店長は彼のことを、「紳士だった」「礼儀正しかった」と口々に誉めそやす。
事件を担当することになったジョン・ハント刑事も、追いかければ追いかけるほどフォレストの生き方に魅了されていく。
彼が堅気ではないと感じながらも、心を奪われてしまった恋人もいた。
そんな中、フォレストは仲間のテディとウォラーと共に、かつてない“デカいヤマ”を計画し、まんまと成功させる。
だが、“黄昏ギャング”と大々的に報道されたために、予想もしなかった危機にさらされる。
映画.comの評価
✫3.6
『さらば愛しきアウトロー』解説
ハリウッド屈指の美男俳優として人気を集め、「明日に向って撃て!」や「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」など長年にわたり活躍してきた名優ロバート・レッドフォードが俳優引退作と公言している最後の主演作。
1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、それによる逮捕と脱獄を繰り返した実在の人物フォレスト・タッカーを描いた。
強盗といいながらも、発砲もしなければ暴力も振るわないという紳士的で風変わりな犯行スタイルを貫いた主人公タッカーをレッドフォードが演じ、タッカーを追う刑事ジョン・ハント役を「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のケイシー・アフレックが担当。
そのほか、シシー・スペイセク、トム・ウェイツ、ダニー・グローバーらが共演。
監督は「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」のデビッド・ロウリー。
2018年製作/93分/G/アメリカ
原題:The Old Man & the Gun
配給:ロングライド
スタッフ
監督
デビッド・ロウリー
製作
ジェームズ・D・スターン
ドーン・オストロフ
ジェレミー・ステックラー
アンソニー・マストロマウロ
ビル・ホルダーマン
トビー・ハルブルックス
ジェームズ・M・ジョンストン
ロバート・レッドフォード
製作総指揮
パトリック・ニュウォール
ルーカス・スミス
ジュリー・ゴールドスタイン
ティム・ヘディントン
カール・シュペリ
マルク・シュミットハイニー
原作
デビッド・グラン
脚本
デビッド・ロウリー
キャスト
フォレスト・タッカー:ロバート・レッドフォード
ジョン・ハント :ケイシー・アフレック
テディ :ダニー・グローバー
モーリーン :チカ・サンプター
ウォラー :トム・ウェイツ
ジュエル :シシー・スペイセク
受賞歴
第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)
<ノミネート >
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル)
ロバート・レッドフォード
引用元:さらば愛しきアウトロー : 作品情報 - 映画.com
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わたしの勝手なあらすじと感想
勝手な私の採点
✫4
勝手なあらすじと感想
この映画の序盤はタッカー(ロバート・レッドフォード)は、ジュエル(シシー・スペイセク)のために紳士的な銀行強盗を繰り返しているのかとも思ったのですが、ジュエルのためというよりは人生(銀行強盗)を楽しんでいると感じます。
50歳~60歳に見えると被害を受けた人々は口々に語っているし、本当に60歳前半くらいに見えますが、実話を元にしていて、実在のタッカーは74歳だったとかちょっと信じられないです。
しかも幼少時代から16回も脱獄しているし、銀行強盗ではポケットの拳銃をちらっと見せるだけで成功し続けてはいますが、実際に拳銃を撃ったことはないらしいです。
まさに優しきアウトロー。笑顔で犯罪をこなし、最後まで思いとおりの犯罪を繰り返しながら人生を笑顔で終えていくってうらやましい。
57歳の私はもっと人生に疲れているし、周りの人からも哀れな老人と思われているのに、タッカー恐るべし。
人生を楽しもう!という意志がないと老け込んでいくのだろうか?見習わなくては!という気になってはいけない”犯罪を見事にこなす映画”だけど、なぜか見習わなくては!と思ってしまいます。
ジュエルとのデートシーンは晩年の恋愛の見本になりそう。このタッカーとジュエルの恋には、私が持つ「老人ホームでの恋」や「グランドゴルフでの愛憎劇」という晩年の恋に持っていた汚れたイメージはまったくなく、限りなくピュアなイメージです。
このふたりの”淡い恋”の感じが、”老いらくの恋”というとなにかちょっと抵抗を感じる私でも全然いやな感じがしなかったのだから、ロバート・レッドフォードはやっぱりイケてます。
長年連れ添ったご夫婦が手をつないで散歩している姿にちょっと感動してしまう気持ちに共通したなにかを感じさせられます。実は銀行強盗という犯罪を次々と犯している犯人相手の恋なのに。
銀行強盗という犯罪ではあるけど、いくつになってもその道のプロがその道で元気に真摯に笑顔で頑張っている人には賛同もするし、悪いことなのにさわやかなイメージを持ってしまったのが不思議で仕方ないです。
まあ私自身もあんまり老け込まずに、嬉々としてやりたいことを続けていきたいと思わせてくれた映画でした。
ロバート・レッドフォードといえば、1970年代ハリウッド映画で有名な大スター。その大スターの引退作ということと、自分が歳を重ね老いを意識している今だから、最後まで興味を失わずに見れたのかな?
ハリウッド映画が特別好きでもないし、ロバート・レッドフォードのファンでもないけど結構楽しめる映画なので、もし、ロバート・レッドフォードのファンで、あのころのハリウッド映画は欠かさず見ていたわ!という方なら、なつかしい映像もチョクチョク出てくるので、そこも楽しめそうです。
お時間があればぜひ!
今回のひとこと
”笑顔は大事”
以上です。
\WOWOW見るならスカパー!/
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